黄泉の国のその先
2017.07.22 Saturday 20:38
黄泉に行った人間は、その後どうなるのでしょうか?
ほぼすべての宗教で、人は死後にさばきを受けることになります。
三大宗教はもとより、ヒンズー教でも、マヤ神話でもゾロアスター教でも、道教ですら死後の裁きはあります。(裁きが無いのは神道やケルト神話くらいでしょうか。)
裁きを受けるのが死後のいつになるのかは諸説あります。死んですぐという場合もありますが、チベット仏教では49日後、キリスト教では審判の日ということになります。
裁かれたあとは、天国に行くか、生まれ変わるか、あるいは地獄に行くかどれかですが、一度黄泉に入った者が天国に移動することが出来るかどうかは意見の別れるところです。
基本的には、一度黄泉に入ったら天国へ移るのは難しいでしょう。
慈悲深い神(か仏)がいてくださるとしても、黄泉から(あるいは無、あるいは地獄から)天に引き上げてもらうこと(セカンドチャンス)は簡単ではないような気がします。
ただし、聖書にはイエス・キリストが黄泉に下って、そこに居た人を天に引き上げる記述がありますから、「セカンドチャンスがある」とする説も根強いです。
ですが基本的には、天国に行くはずの人(信仰心ある人)は裁きを受けず、死後すぐに天国に行くわけです。となると、その他の裁かれた人たちは地獄へ捨てられることになります。
一体どちらが正しいのでしょうか。
もちろん、「そんなこと誰にもわからないのだから、こんな話は無意味だ」と思われるのは百も承知ですが・・・。