お盆と来世2
2017.07.19 Wednesday 23:06
お盆に霊が帰ってくる・・・。どこからでしょうか?
昨日の記事では、「あの世」は黄泉だと書きました。
では、黄泉に行った人間は、その後どうなるのでしょうか?本当にお盆だけ帰ってこれるのでしょうか?
しかしその前に、黄泉とはどんなところなのかを、お話しなければなりません。
私はまだ行ったことがないですので(笑)、非常にぼんやりとしか書けないことをご了承ください。
道教・儒教的な世界ですと、死者は見えないだけでそこらに居る(草葉の陰)のようですが、黄泉(ハデス)は明確にこの世と別れています。
ただ、黄泉の世界が地下にあると言われると、この地面の下にあるかのようで、どこかでつながっているようでもあります。
地球内部にあるというのでしょうか?流石に信じがたいことですね。以前、ロシアの地下十数キロメートルから「地獄の音が聞こえた」なんて話もありましたが・・・。
それはさておき、日本人的に考えるとイザナミの行った黄泉の国はあまり良い場所とは思えません。
一方、一神教的世界におけるハデスは、良い場所と悪い場所があったようです。
(ちなみに、世界の神話の勉強をしたいわけではないので、細かい話は抜きにして、理解できる限りで書きます。)
黄泉の世界に、良い場所も悪い場所もあるというのは、簡単に言えばダンテの神曲的な世界なのかもしれません。善人だった人の居る所と悪人だった人の居る所に別れているようですが、悪人がいるところが地獄なわけではなく、そこも黄泉です。そこは神曲とは違いますね。
ただこの、いろんな世界に別れた黄泉(ハデス)とは、仏教的な六道ともつながるようにも思えてきます。
続きは次回。