死後の世界と裁き

2017.07.25 Tuesday 23:41
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    前回の続きです。
    死後に何らかの裁きにあうにしても、その裁きの時は、

    1.死んですぐ

    2.死んでからしばらく時間を置いてから

    3.ずっと先

    この3パターンがあり得る(とされている)ということです。
    でも殆どの場合、生前の行いによって裁かれるわけです。


    例外は、チベット仏教ならば、死後の四九日の間に修行できてれば解脱というパターンです。これならば、生前の行いが悪くても、死後の努力次第でなんとかすることは理論上可能です。
    もしこれが真実ならば、日本の仏教のように、亡くなった人の亡骸に向かってお経を唱えるのも意味があるかもしれないといえます。


    もう一つの可能性は、前回書いたように、死後にセカンドチャンスが訪れる場合です。

    つまり、あの世にも救いがもたらされるということです。まるで芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のような話です。
    しかし、それとて生前の行いが影響すると考えるのが道理のような気がします。もちろん、人間の道理があの世で通用するとは限りませんが・・・。

     

    死後に名誉挽回・無罪放免のチャンスがないのなら、「せめて生きている人たちにメッセージを」と思う死者もいるでしょう。
    しかし、来世から現世に重要なメッセージを伝えることは、ほぼ不可能です。
    イタコのような存在は居ますが、来世に役立つような核心的なことを伝えることはまず不可能です。
    聖書の「金持ちとラザロ」の金持ちが、死後に親族にメッセージを伝えられないのもそうです。

    実際、死後から重大なメッセージを受け取った人がこの世に居ないのも状況証拠になります(臨死体験者は死んでいないのでまた別です)。
    となると、お盆に死者の魂が帰ってくるといっても、それこそ「草葉の陰」的なところから見ている程度しかできません。でも、それで良いような気もしますね。

     

    ところで、人間は生まれ変わったところで過去生を思い出せないわけですから(退行催眠はまた別です)、前世の教訓というものはありません。つまり、前世からも来世からも学べないのです。すなわち、結局は今の目の前の人生をどう生きるかが問題だということになります。

     

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    黄泉の国のその先

    2017.07.22 Saturday 20:38
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      黄泉に行った人間は、その後どうなるのでしょうか?


      ほぼすべての宗教で、人は死後にさばきを受けることになります。

      三大宗教はもとより、ヒンズー教でも、マヤ神話でもゾロアスター教でも、道教ですら死後の裁きはあります。(裁きが無いのは神道やケルト神話くらいでしょうか。)

      裁きを受けるのが死後のいつになるのかは諸説あります。死んですぐという場合もありますが、チベット仏教では49日後、キリスト教では審判の日ということになります。


      裁かれたあとは、天国に行くか、生まれ変わるか、あるいは地獄に行くかどれかですが、一度黄泉に入った者が天国に移動することが出来るかどうかは意見の別れるところです。

      基本的には、一度黄泉に入ったら天国へ移るのは難しいでしょう。
      慈悲深い神(か仏)がいてくださるとしても、黄泉から(あるいは無、あるいは地獄から)天に引き上げてもらうこと(セカンドチャンス)は簡単ではないような気がします。


      ただし、聖書にはイエス・キリストが黄泉に下って、そこに居た人を天に引き上げる記述がありますから、「セカンドチャンスがある」とする説も根強いです。

      ですが基本的には、天国に行くはずの人(信仰心ある人)は裁きを受けず、死後すぐに天国に行くわけです。となると、その他の裁かれた人たちは地獄へ捨てられることになります。

       

      一体どちらが正しいのでしょうか。
      もちろん、「そんなこと誰にもわからないのだから、こんな話は無意味だ」と思われるのは百も承知ですが・・・。

       

       

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      お盆と来世3 黄泉の話

      2017.07.20 Thursday 23:27
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        善人だった人が死後に行く場所が「リンボ」と呼ばれる場所です。言葉の意味は地獄の「辺縁」ですが、地獄ではないので、ここでは便宜上の名前にすぎません。

         

        ここはすくなくとも過ごしやすい場所なのは確かなようです。天国ではありませんが、パラダイスなのかもしれません。

        ここは今もあるのかどうかは不明です。なぜなら、イエス・キリストが天に運んでしまったとも考えられるからです。

         

        ところで、よくネットで見かける話ですが、昔の日本で、ザビエルに向かってキリスト教の矛盾をついた人が居たという話があります。
        いわく、「洗礼を受けず死んでしまったご先祖様はどうなっているのか?」と。これにはザビエルも困ったという話です。

        ですが、ザビエルは困る必要はなかったといえます。もし善人であったのならば、良い場所(つまりこの「リンボ」)に居ると考えても良いからです(聖書的にも)。

        このリンボは、ダンテの神曲と違って地獄ではありませんが、かといって天国でもなく、あくまでも黄泉の一部。なんだか、仏教でいう六道の天道を思わせなくもありません(良い場所だが極楽ではないから)。

         

        私個人の考えですが、あの世と現世は、ある程度似たような世界であると思います。臨死体験ではありませんので、幻視にすぎませんが、この世と同じテクノロジーも存在する場所に思えますし、良い生活の人もいれば悪い生活の人も居ます。
        もちろん、単に妄想だと思われても仕方ありませんね。

         

        次回は、黄泉の先の話になる予定です。

         

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